推薦者の声

IRCE関係者、IRCEのイベントに参加した経営者などから推薦の言葉が寄せられました

ダイナ・サーチ、インク代表 日米間ビジネス・コンサルタント 石塚しのぶ 様

アメリカの最新動向を敏速にキャッチしていくことが必須

石塚しのぶ

95年にアメリカでアマゾンが事業を開始して間もない頃、日本の出版業界の人と打ち合わせをした際にそのことが話題に上ったのを覚えています。

当時はまだ、アマゾンはただの「ネットの本屋」として認識されていただけで、問題視する人はほとんどいませんでした。しかし、その後、アマゾンはあれよあれよと言う間に玩具や電化製品、家庭用品といった具合に手を広げ、「世界最大の本屋」から「世界最大のマーケットプレイス」へと大転換を遂げました。今では年商7兆円を超え、進出する先々で猛威を振るっているのは周知のことです。

私は、ネット通販は大きな転換期に来ていると思っています。アメリカで起こっていることを見ればそれがわかります。例えば上述のアマゾンも創業から19年を経て、今まさに岐路に立たされているといえます。独り勝ちのように見えて、実はそうではない。

食品や日用雑貨などの新しいカテゴリーに挑戦し、大きな賭けに出るのに伴い、様々な歪が生じ、試行錯誤を余儀なくされています。アマゾンとは異なる「味」を前面に押し出すことで、刺激と感動を求める生活者を魅了する独自性豊かなプレイヤーもアメリカでは続々と台頭してきています。

アメリカのネット通販市場の特徴は何といってもそのスピードの速さ。競争が激しいからこそ、競合に先んじようと躊躇なく新手を投入します。また、無名の会社が考えられないほど革新的なことをやってのけたりします。

元来、日本の企業は海外の成功や失敗から賢く学び、日本独自の卓越したサービスや仕組みを創造することに非常に長けています。今後、日本企業が世界に打って出て行く上で、アメリカの最新動向を敏速にキャッチしていくことが必須ではないかと思います。グローバルな知識と日本の感性との融合から何が生まれるか、とてもエキサイティングですね。

■プロフィール

ダイナ・サーチ代表。南カリフォルニア大学オペレーション・リサーチ学科修士課程卒業。1982年、米国ロサンゼルスにダイナ・サーチ、インク(http://www.dyna-search.com/jp/)を設立。米優良企業の研究を通し、日本企業の革新を支援してきた。近年は、ソーシャル時代に対応する経営革新手法として、「コア・バリュー経営」を提唱。その他執筆・講演・戦略立案アドバイザリーなどに従事している。著書に「ザッポスの奇跡 改訂版」「未来企業は共に夢を見る -コア・バリュー経営」など。

ザッポスの奇跡

株式会社フューチャーショップ 代表取締役 星野裕子 様

これから先のEC市場を予見するのに役立つ

星野裕子

商品の価値をどう知ってもらい、買ってもらい、満足してもらうか。ショッピングのプロセスの中でどのようにインターネットを利用するか、その課題についての取り組みは、やはりアメリカが半歩、いや一歩、進んでいることは否めません。アメリカ発のインターネットビジネスや小売業界の動向に目を瞑るのは非常に危険なこと。結局、大きな流れがアメリカから来ることは間違いないのです。

シカゴで毎年6月に開催されるIRCEは、日本からも流通業界からウォッチに行くイベントとしても有名で、展示コーナーへの出展も毎年増えています。200以上のセッションのキュレーションにも定評があり、毎年、旬な企業の、旬な取り組みが語られます。

例えば、モバイルコマースであれば日本はガラケーによる携帯通販の早くからの定着でスマホシフトが遅れましたが、アメリカの場合は2008年のiPhone3Gの発売により、2009年以降、スマートフォンを利用した取り組みや成功例が続々と紹介され続けています。

このDVDは昨年のIRCEを6つのテーマで絞ったもの。「モバイルの取り組み(デル)」「ソーシャルマーケティング」「アマゾン」「SEO」「メーカーECのオムニチャネル」「プラットフォーム(在庫管理や決済も含め)」と、ECに関わる人ならすべて興味深いものでしょう。

私は特に、「アマゾン」と「SEO」に興味があります。DVDは会社や部署で購入すれば、チームで見て共有することも可能です。ITと流通をどのように結びつけてアドバンテージをとっているのか、どう現業に活かせばいいのか。未来に活かすヒント、すぐに現場で活かすヒント、両方が満載なのではないでしょうか。

今年、IRCEに足を運びたいと思っている方には、予習教材としてもお勧めです。

■プロフィール

ECプラットフォーム「FutureShop2」(http://www.future-shop.jp/)の販売を手掛けるフューチャーショップの代表取締役。導入企業数は1700社超、年間流通総額512億円の有力ECプラットフォームを提供している。

スタイルビズ 代表取締役 村山らむね 様

現場、未来、現業、ITと流通をどう結びつけるのか、ヒントが満載です

村山らむね

2013年に米国・シカゴで開催されたIRCEに足を運びました。今後の日本でのアマゾンの動向、リテーラー自身がどのように事業を展開していかなければならないのか、私自身いろいろと考えていました。IRCEに参加して感じたのは、「やっぱりそうだよね」ということ。米国ECの今の時流を感じ、自分自身が考えていた日本のEC市場の方向性を確認することができました。

当社はECプラットフォームを提供する企業です。私たちがどんな機能を提供するプラットフォームにならなければならないのか、日本がアメリカのように変わっていく中で、こんな風に進化していけばいい、という気付きを得るきっかけにもなりました。

例えばDELLのスマホ戦略は、すごい参考になりました。「スマホで最適化しても情報量は少なくしてはいけない」「スマホを最適化して、いかにパソコンと同じ情報量を提供する」。スマホでコンバージョンを上げるための大きな参考となりました。

初めてIRCEに触れたことで、海外のECサイトを見るようになりました。それまでは楽天市場の有名店舗など国内のECサイトを見て参考にしていたのですが。海外のECサイトをじっくりと見るようになったのは、ゆくゆくは日本のECサイトも米国の流れを受けるようになるからです。特に注視しているのが、小売業とECを両方手掛けている企業のECサイトです。リアルのビジネスをどのようにECにつなげているのか。先進的なオムニチャネルの取り組みを参考にしています。

IRCEのコンテンツは、これから先のEC市場を予見するのに役立つと思います。米国と全く同じようなことが日本のEC市場で起こるというわけではありませんが、「将来はこうなるだろうという感覚」を持つことで、自社で課題を考えたり、未来を体験できるようになります。未来のEC市場はこうなるだろうなという感覚値が明確になると思います。

例えば米国のECトップ100のデータを見ても、上位企業の規模は大きいが、100位までいくと上位企業と桁の違いが鮮明です。そのデータを見て感じたことは寡占化が進んでいるということ。このような数字を見るだけでも、日本の将来の姿も見えてくるのではないでしょうか。

■プロフィール

本名は青山直美。慶応大学法学部卒。東芝、ネットマーケティングベンチャーを経て、消費者目線のマーケティング支援のスタイルビズ設立。企業のソーシャルメディア運営やEC関連のアドバイザーを務める。経済産業省消費経済審議会などの委員を歴任。ブログ「らむね的通販生活」(http://www.lamune.com)、働くママの目線での「ワーキングマザースタイル」(http://www.wmstyle.jp)を主宰。日経MJなどにコラムを連載中。

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